勝手にシネマ

2018年3月22日

西の魔女が死んだ

監督脚本:長崎俊一/原作:梨木香歩/脚本:矢沢由美/音楽:トベタ・バシュン
出演:サチ・バーカ/高橋真愁/りょう/大森南朋 制作:日本『西の魔女が死んだ』制作委員会

 「人は死んだらどうなるの?」私が幼い時~この謎はブラックホールだった。
 親は答えをくれず、私は『西の魔女が死んだ』の主人公まいと同じく、なにげない日常に前触れもなく突然やってくる「胸がキューと苦しくなるホームシック」に時折悩まされた。原作本を初めて読んだ12年前から庭に(きゅうり草)が咲き出すと毎年読みたくなり、読後は(銀龍草)に思いを馳せる。どこの路肩にも初夏に咲き、まいが『姫わすれな草』と名付けたきゅうり草は、思春期のまいの傷付きやすい優しい気分と同じ質感。初夏の雨上がりに山深い美しい沢の近くなどにひっそりと咲く銀龍草は、まいの祖父:西の魔女の亡夫が(鉱物の精)と名付けた光合成をしない透き通るように真っ白な小さく美しい植物。都会っ子まいの日常の繊細さと、生まれて存在することの痛みや現実感と「死」のギャップを受容する感性が、2つの植物に映されていて何度も読んで心が落ち着く。 この夏に、何度もこの本を読んでいる次女と映画の西の魔女を見た。山梨清里に作られた映画セット(丁寧に使い込まれた)まいの祖母の家、山あいの日溜りの一面のワイルドストロベリーに次女は感激。見終わった時「銀龍草がなかったね~」と一言。次女はもしかしたら(魂の本質)を直感してたかな~

M.M

(梨木香歩さんの 『からくりからくさ』『家守綺譚』も好きです。『東京タワー』は映画化されています。見てください。[と])
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潜水服は蝶の夢を見る

監督:ジュリアン・シュナベール脚本:ロナルド・ハーウッド
出演:マチュー・アマルリック/エマニュエル・セニエ/2007年仏米

42歳の編集長が突然全身麻痺に。閉ざされた部屋から外を見るように最初からピンボケの画像が続きますが、美しい色と風景と会話。もしも麻痺状態になったらこんな感じでしょうか。フランスだけだったら少し違った作風かも知れません。
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迷子の警察音楽隊

監督・脚本:エラン・コリリン出演:サッソン・カーベィ/カリファ・ナトゥールロニ・エルカベッツ/サーレフ・バクリ 制作:2007年イスラエル.フランス

何ともゆっくりしたテンポがいいです。イスラエルの映画が好きだからかも知れません。仏映画も。“幸せでも不幸でもなく深い寂しさの漂った”色も音楽も乾いた風景も良かった。
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赤い風船

数十年ぶりで見ました。幼少の頃見た記憶も鮮明です。私の映画の原点です。これを書くために色々調べていたら何と34分全編「ballon!」の一言だけの可愛い主演の少年はアルベール・ラモリス監督の息子パスカル・ラモリス。場所はパリの下町ベルビルです。

[蛙]

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『素晴らしい風船旅行』小学校から見に行った中で一番好きでした。
『白い馬』も上記と同監督。

[蛙]

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