Home / 通信バックナンバー / No.86(2018年夏) / 不見識をなくす (1) 数字の3桁区切り

不見識をなくす (1) 数字の3桁区切り

柴山 耕三郎 

1. 序
 多くの皆さんは数字の3桁区切りについて特に考えたことはないかもしれないが、常日頃不都合を感じるのでここでその問題を提起する。普通日本では数の単位は、一(1)、十(10)、百(100)、千(1000)、万(10000)、十万(100000)、百万(1000000)、千万(10000000)、一億(100000000)というように数える。つまり、万が基本単位であることがわかる。そこで、分かりやすくするために数字に点を打ち、区切りを入れるとすれば、当然4桁区切りにす べきである。つまり、1万(1,0000)、10万(10,0000)、100万(100,0000)とすべきである。
 ところが、どういう訳か現実には1万(10,000)、10万(100,000)、100万(1,000,000)となされるのが正となっている。

2. なぜこんなことになっているのか
 なぜこんな馬鹿なことが現実にまかり通っているのか。私は、これは明治維新のとき上等舶来の掛け声とともに欧米の進んだ文化や学問が入ってきたとき、深く考えずに欧米先進国でなされていた3桁区切りを取り入れたせいではないかと考えている。
 英語では数字は3桁区切りで、1万のことを10千(ten thousand)、10万のことを100千(hundred thousand)、100万のことを1 millionと言う。こういう国の数字の数え方で は、1万のことを10千(ten thousand)というので、10,000と書くのは理の当然である。
 しかし、これを日本でやられてはたまらない。たとえば、1,345,259,855円と書かれているのを見て、一目でこれを13億4525万9855円と読める人は会計か経理を長い間やっている特殊な人である。普通の人はしばらく考え、1の位から順々に読んでいかないと読めない。

3. どうすれば良いか
 ところが、これをきちんと4桁区切りで次のように書くと普通の人でも一目で読める。
          1,345,259,855円 ⇒ 13,4525,9855円。
 これはなぜか。単位が変わるところに点があるからである。
今後は、理の通らない3桁区切りを止めて個人的にでも4桁区切りにするべきである。

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