ホンの紹介 『世界で一番のクリスマス』他

2019年8月25日

『世界で一番のクリスマス』

石井光太著 文藝春秋 2017年刊行 1,620円 

 石井光太の作品は、今までにも紹介したがクリスマスのこの時期に是非読んで欲しい。普通の貧困により生活のために、東京・上野界隈にある風俗業界で必死に働く男と女たちの世界が描かれています。知らない世界、知ろうとしない世界、この世界の非情な現実を真摯に問いかけています。

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『パンと野いちご: 戦下のセルビア、食物の記憶』

山崎佳代子著 勁草書房 2018年刊行 3,456円 

 こちらも、以前にご紹介した作家の新著である。本を開くとまずカラー写真による料理が目に入る。” あのころの私たちは、いつも逃げていたか、逃げる準備をしていた。スミリャ・エデル「私の子ども時代」“ ”美しい自然と美味しい食べ物、生活がそこにはある。” ”この書物は、バルカン半島の多民族国家ユーゴスラビアを解体させた内戦のお話である。” レシピもある。ここにも知らない世界、知ろうとしない世界がある。まず知るところから。ゆっくり味わってほしい。

ユーゴスラビア地図 [divider style="normal" top="20″ bottom="20″]

『日本木造校舎大全』

角皆尚宏著 辰巳出版 2017年刊行 1,620円 

 古い校舎の写真の表紙が図書館の特別コーナーで目に入り借りて読んでみると ”自身の不登校をきっかけとして、小学6年以来15年間にわたり、日本の各地の木造校舎を訪ねて写真に収めてきた。” とあった。一番最初は、父親と一緒に訪ねたのがきっかけである。懐かしい校舎の写真が多数掲載されている。こんな生き方もあると親子で読むのもいいかもしれない。

[蛙] 


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