兵庫県立神戸高塚高校校門圧死事件

事件の概要(時系列)

協力 金子武嗣弁護士

1990年

7月6日 8時30分事件発生

兵庫県神戸市西区・兵庫県立神戸高塚高等学校で遅刻指導をしていた教員が閉めた門扉に挟まれ、1年生の石田僚子さんが頭蓋骨粉砕骨折などによる脳挫滅で10時25分病院で亡くなられる
享年15歳
事件当時は遅刻指導として8時30分に門扉が閉められ、遅刻した生徒には校庭2周走ることや雨の日はスクワット数十回の罰を課していた
門扉は高さ1.5メートル重さ約230キログラムの鉄製スライド式
事件当日は期末試験の日で3名の教諭が校門付近で遅刻指導を行なっていた
現場に付着した血液は警察の現場検証前に学校により洗い流された
当日の試験は予定通り実施された

7月20日 全体保護者会

録音されたカセットテープがあったが兵庫県側は公文書の公開などに関する条例において公開請求の対象にならない、会議の録音した反訳書と全体保護者会の会議録ははじめから存在しないと説明
学校側はテープを処分したがPTA側はテープを保管していた(公開されたのは事件から8年後)

7月21日 兵庫県警察 実況見分

門扉はヘルメットが割れるほどの速度で押されていたことが判明
教諭は業務上過失致死の容疑で取り調べをうける

7月26日 兵庫県教育委員会

校門を閉めた教諭を懲戒免職処分
(教諭は懲戒免職不服申し立てを提出)
当時の校長を訓告
教頭・教育長訓告
教育次長2名 厳重注意

9月 教育委員会より新校長 就任

今後の事件に関する保護者会の開催打ち切りを宣言

11月16日 学校側が安全管理上の過失を認める

兵庫県が遺族に損害賠償6000万円を支払い示談成立

1991年

2月28日 神戸地方裁判所

兵庫県立神戸高塚高等学校校門改修公金支出損賠賠償請求訴訟(第一次)
(1990年12月 校門撤去・改修工事に反対する住民の監査請求)

1993年

2月10日 神戸地方裁判所

教諭に禁固1年・執行猶予3年の有罪判決
業務上過失致死罪
教諭は控訴せず有罪確定
教育職員免許法に基づき教員免許失効

7月30日 門扉撤去

(刑事裁判が終わるまで約3年間、門扉はトタン板で覆われ学生は正門の西側にある小さな通用門を通っていた)
従前より小型で軽量な門扉を設置(事件の風化を懸念し門扉の撤去に反対する保護者や一部の住民との小競り合いの中での撤去作業であった)撤去した門扉は保存の要望を無視してその日に溶解された

1995年

10月6日 神戸地方裁判所

兵庫県立神戸高塚高校校門改修公金支出損害賠償請求訴訟(第二次)

1999年

7月16日 最高裁第三小法廷

兵庫県立神戸高塚高等学校校門改修公金支出賠償請求訴訟
学校側の措置を適法とし住民側の訴えを棄却(上告審判決)

『7月6日の朝』より〕

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