追悼集会

追悼集会にて

 風の子学園の事件について、断片的にしか知らなかった事件の経過とその後の関係者の思いなどを知ることができました。
 なぜ、学校とは別の施設で中学生を指導することになったのか。学校長と市の教育委員会がつくりだした隔離施設に少年を追い込んだのは誰だったのか。なぜ、無人島のコンテナ内で少年が命を失う(私は教育的配慮の下で命を奪ったと思うが)ことになったのか。そして、なぜ本人がその施設に行くことを承諾したのだろう。
 事件の事実関係をたどることで、疑問が解けるとは思えない。ひとりの人間の生き方が社会や国の制約を間接的に受けていることで、他者と大きく異なる行為をするものを排除する構造を、わたしはもたないとはいえない。多分、学校ではない施設に行ってしまった少年でさえ、行かざるを得ないと判断したのは、そんな構造に縛られているんだと感じている。
 それにしても命を奪われた彼は若すぎる。自分の生き方を決めるにはあまりに若すぎる。
 石田僚子さんの人生を断ち切った学校の在り方におかしさを感じたはずなのに、その後に何が変わったのだろう。この集会はまだまだ終わらない。

(いなだ多恵子)

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