Home / お知らせ / Gallery SHIMADA メールマガジン1062号より
ヴァイツゼッカー大統領演説「荒野の40年」

Gallery SHIMADA メールマガジン1062号より

□■□2015年2月
Gallery SHIMADA & Art Support Center KOBE
Info―1062号

過去に目を閉ざす者は現在にも盲目になる

1 蝙蝠日記 戦後70年の付け
2 今日の言葉 非人間的な行為を心に刻もうとしない者は、またそうした危険に陥りやすいのだ

登録、解除は下記から(新しくなっています)
メルマガ登録・解除フォーム(バックナンバーリンク)
http://gallery-shimada.com/mailmagazine/

面白いと思われたらお勧めください
#################################
蝙蝠日記 戦後70年の付け
ヴァイツゼッカー元ドイツ大統領が1月31日に亡くなった。
第2次世界大戦終了40周年の1985年5月、「荒野の40年」と題した議会演説で

 罪の有無、老幼いずれを問わず、われわれ全員が過去を引き受けねばなりません。全員が過去からの帰結に関り合っており、過去に対する責任を負わされているのであります。
 心に刻みつづけることがなぜかくも重要であるかを理解するため、老幼たがいに助け合わねばなりません。また助け合えるのであります。
 問題は過去を克服することではありません。さようなことができるわけはありません。
後になって過去を変えたり、起こらなかったことにするわけにはまいりません。しかし過去に目を閉ざす者は結局のところ現在にも盲目となります。非人間的な行為を心に刻もうとしない者は、またそうした危険に陥りやすいのです。

と訴え、ナチス・ドイツによる犯罪を「ドイツ人全員が負う責任」だと強調。歴史を直視するよう国民に促した言葉は、90年の東西ドイツ統一後もドイツの戦争責任を語る際の規範となった。

ヴァイツゼッカーさんについては批判があることも承知していますが、それでもドイツが戦後責任を逃げることなく向き合ってきて今を築き上げてきた精神はこの演説にも脈うって、心を打ちます。

阪神大震災は、この演説から10年後。「50年目の戦場こうべ」と呼ばれました。
今年は戦後70年を迎えた。
ヴァイツゼッカーさんが亡くなった翌2月1日。
後藤健二さんが湯川遥菜さんに続いて「イスラム国」によって殺害された。

私たちは荒野を歩む覚悟もなく、「繁栄の60年」と「失われた10年」を生きてきました。
現首相のやたらに断定して見得をきる言葉は薄く、虚しく、かつ極めて危険です。
責任と向かい合うことなく、お任せしてきた付けをいま、私たちは引き受ける責任を負っているのです。
私たちが誇るべき後藤健二さんをこのような形で失ったことは、遡れば私たちの責任へとたどり着くことをヴァイツゼッカーさんは語っているのです。
■■今日の言葉
過去に目を閉ざす者は結局、現在にも盲目となる(Wer aber vor der Vergangenheit die Augen verschliest, wird blind für die Gegenwart.)。非人間的な行為を心に刻もうとしない者は、またそうした危険に陥りやすいのだ…」。

「荒野の40年」と題された歴史的な演説は下記で読むことが出来ます。
http://www.asahi-net.or.jp/~EB6J-SZOK/areno.html

##################################
公益財団法人「神戸文化支援基金」(こぶし基金)は兵庫・神戸の文化の土壌を豊にする芸術活動に助成しています。
http://www.kobushi-kikin.com/
本基金へのご寄付は、公益財団法人への寄付として寄付控除の対象となります。
・みなと銀行 北野坂支店 普 1656831 公益財団法人神戸文化支援基金
・郵便振替口座:公益財団法人 神戸文化支援基金 00950-0-322393
他行から振込みの場合は店番 099 当座 0322393
■ 発行元 ギャラリー島田・アートサポートセンター神戸

スポンサーリンク

Check Also

神戸自由学院の校長をされている田辺先生からメッセージをいただきました。

 ところで、フリースクールの高 …