Home / ホンの紹介 / 『ファウストの系譜 ─ 魂を売った教師たち ─』

『ファウストの系譜 ─ 魂を売った教師たち ─』

森俊一著 文芸社出版 2011年刊 1,404円 

<内容紹介>
「これは、まさに氷山の一角。決して他人事ではない」毎年、学校教育のひずみの中で、多くの生徒が大きな傷を負い、あるいは命を落としている。エゴや保身にかられた大人=教師の暴挙や慢心、学校という閉ざされた空間で起きている恐るべき真実が、入念な取材により、今明かされる。どうしたら未来ある子供達を守れるのか? 著者がジャーナリスト魂を懸けて挑む渾身のノンフィクション!

 学校は、いったい、いかなる場所であるべきか?
 学校管理下で発生した事故で子どもを亡くしたある父親は、法廷で、
「学校とは、安心安全で、子どもたちが心身ともに健康に成長すべき場所。そして、元気に保護者のもとに帰すべき場所だ」
と述べた。
 わたしは、これ以上的確な定義はないと思っている。
 しかし、学校が大事にするのは学校であって生徒ではない。
 学校にとって、もっとも大切なものは学校と教師の体面であって、生徒のいのちでも、生徒の権利でもない。
 悲しいかな、これがわが国の現実である。(中略)
 この現実を現実として甘んじて容認することは、すなわち国民の人権が侵害されることを容認することである。

(「はじめに」より)

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